とりにく小屋

謎文章の掃き溜め

競売人クエストウォーロックガイド【風集うストームウィンド】

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※注意: ハースストーンをスマホやスペックの低いPCでプレイされてる方はブラウザバックを推奨します。このデッキはそれらの端末でプレイするのは多分無理です。


どうも。

 

競売人型クエウォロ最も回してる人ランキングtop5には入っててほしい男、とりにくです。(戦績81-53)

OTKだらけでクソ環境のようでメタが回りまくってるし練度やら知識が必要になりまくっててとても楽しい環境になりました。(個人の感想)

今回のガイドは環境初期にめちゃくちゃ評価されたのに、いつの間にかそんなに見なくなったクエスウォーロックです。

そんなデッキですが弱いということはなく、おそらく「練度が高ければかなり多くのデッキに対して有利が取れるデッキ」だと思ってます。前環境のOTKデーモンハンターと同じ感じですね。

相性を書き上げるとすれば、

 

有利: クエストメイジ ハンドバフパラディンエスドルイド

フェイスハンター クエストローグ

 
微不利: ワイヤーローグ

 

不利: シャーマン 守りのローブ 滑空


って感じです。だいたい有利ってことです。

でまあなんで使用率が減ったかというと、おそらくデッキのあまりの難易度の高さです。
エストを達成しようとするターンにしなくてはならないことがあまりにも多く、そこそこ考えなきゃいけないことがあるのに時間はない上、演出が長すぎて最速でプレイしたとしてもOTKが不可能ってことが過半数ある感じのクソむずすぎデッキです。

まあそんなデッキですが「練習したい!」って人がいましたらこのガイドを参考にしてください。

 



デッキリスト

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デッキコード:
AAECAf0GAvLtA4T7Aw6/uQPLuQOsywPN0gOV3gOT5AOI7wOK7wO98QOB+wOD+wOxnwSgoATnoAQA

 

エストを『魂の盗み魔』で達成し、『ガジェッツァンの競売人』でファティーグを掘ってOTKするデッキです。Hunterace(@HunteraceHS)が原案でOmbreさん(@OmbreJPN)がいじったリストで、Ombreさんがいじったのは新拡張前ですが、完成度がめっちゃ高くいじるべきところは多分ありません。『守りのローブ』への対処手段がなく、4/3/4の交換可沈黙を採用したさはなきにしもですが、『入場無料』やらの関係でミニオン増やしたくないので保留になってます。


【プレイング】

このデッキはOTKデッキなので「準備ターン」と「OTKターン」の2つのプレイで構成されてるように思えますが、実は違います。というのも先述の通り、演出のせいでOTKが不可能ってことが過半数あるため「OTKターン」というのはほとんど存在しません。つまりこのデッキOTKデッキじゃなくてだいたい2TKデッキです。そういう訳なので実際は、「準備ターン」と「達成ターン」と「尻拭いターン」で構成されています。
今回はそれぞれに分けて解説します。


1.準備ターン

「達成ターン」にあたって必要なのは「『魂の盗み魔』+『ガジェッツァンの競売人』+『闇の睨視者』(1体でもそこそこギリ可)+『ガジェッツァンの競売人』の効果の最初の起動に必要な呪文1,2枚」なんですがこれら全部使うには10マナを余裕で超えるのでコストを下げる必要があります。(ただし『闇の睨視者』は後から『魂の盗み魔』+『ガジェッツァンの競売人』で引いて来ても問題ない)
コストを下げるのに重要なカードは『ダークポータル』『ルーン刻印ミスリル・ロッド』『入場無料』の3つです。
『ダークポータル』は『ルーン刻印ミスリル・ロッド』が絡まない限り4マナと重いので、引けたときはできるだけ4ターン目ちょうどに打てるようにしましょう。
『ルーン刻印ミスリル・ロッド』は手札すべてを下げれる最強カードです。除去やらドローやら手札を下げれば下げれるだけ動きやすいのでじゃんじゃか下げていきましょう。ちなみに『ルーン刻印ミスリル・ロッド』後、ターン最初の1ドロー+『バックファイア』でちょうどコストが1下げれることは頭に入れておきましょう。
最後に『入場無料』ですが、このカードの悪魔のコストを2下げる効果はあまり狙いません(かなりの確率でコストが下がるなら狙う)。このカードの主な使い方は「『魂の盗み魔』と一緒に使う」というもので、引いたカードを実質0コストにできます。これを狙うことはかなり多く、7マナかかるこのコンボを6ターン目にできるようにコインは温存することが結構多いです。また場に『魂の盗み魔』が場におらず『ルーン刻印ミスリル・ロッド』がない状況で、『入場無料』で『ガジェッツァンの競売人』を引いてしまうのは死ぬほど弱いので、「これを打てばこのターンまたは次のターンに「達成ターン」に入れる!」っていうときでもない限り、そういう状況では基本的に『入場無料』は打たないようにしましょう。
ついでですが「タムシン・ローム」の0マナ呪文は『ガジェッツァンの競売人』の効果の最初の起動に必要な呪文になります。

「準備ターン」で他にやることは「耐えること」と「『魂の欠片』を埋めること」と「クエストのカウントを進めること」です。
「耐えること」は当然だけど必須条件なのでがんばって耐えましょう。『タムシン・ローム』が死ぬほど回復できるので、『魂吸収』よりも『魂剪断』を先に使うことは結構多いです。
「『魂の欠片』を埋めること」と「クエストのカウントを進めること」は必須ではないです。
「達成ターン」は『魂の盗み魔』を使うためライフの回復が大事になります。余ったマナでいらなさそうな『全校徴霊』や『魂剪断』を打つようにしましょう。
エストの演出はクソ長く、「達成ターン」で時間が足らなくて報酬のタムシンを出せなかったってなりがちなので、余裕があるなら第1クエストくらいまで達成しておくとちょっと時間に余裕ができます。


2.達成ターン

「達成ターン」を完璧にプレイするにあたって必要な知識はあまりにも多いので、ターンの「はじめ」「なか」「おわり」に分けて過剰書きで書いていきます。
いっぱい書きますがプレイ中はそんな考えてる余裕はないので頭に叩き込んで身体になじませてください。


「はじめ」

・5~6ターン目あたりに「達成ターン」に入れるのが理想。遅くても7~8ターン目には入れるように意識しながら動く。
・コンボパーツが揃っていても、それが決まるのが確実ではなく待っても許されそうな相手なら、1ターン待ちより確実に決められる準備をする。
・「『魂の盗み魔』→『入場無料』→引いてきた『闇の睨視者』→引いてきた『ガジェッツァンの競売人』」という動きで「達成ターン」に入ることが結構ある。

・『魂の盗み魔』と『闇の睨視者』×2がいる状態で「ヒロパ→引いてきたカード」は2マナ回復
・『魂の盗み魔』と『闇の睨視者』がいる状態で「『バックファイア』→引いてきたカード」は4から『バックファイア』のコストを引いた分だけマナ回復(『闇の睨視者』×2なら8から)。
・『闇の睨視者』がいる状態で『不安定なシャドウブラスト』は1から『不安定なシャドウブラスト』のコストを引いた分だけマナ回復(『闇の睨視者』×2なら2から)。
・『闇の睨視者』がいる状態で『悪魔の襲撃』は自分の顔に打つことで1から『悪魔の襲撃』のコストを引いた分だけマナ回復(『闇の睨視者』×2なら2から)。
・「『魂の盗み魔』+『ガジェッツァンの競売人』+『ガジェッツァンの競売人』の効果の最初の起動に必要な呪文1枚」だと最初ライフでマナを払うカードは1枚でそれが呪文以外になってしまうと『ガジェッツァンの競売人』の効果が起動できなくなってしまうので、そこからはライフでマナを払うカードを2枚にできるように最優先で動く。
ミニオン引ききる前に『入場無料』や『ダークポータル』は早めに。


「なか」

・目的は「OTK」ではなく「次のターンリーサル取るための準備」。やることは「クエストの達成の準備or達成、それか報酬のタムシンのプレイ」「相手にリーサル出されないラインまでの回復」「次のターンリーサル出せるようなハンドに調整」。
・報酬のタムシンを燃やさないように手札を増やす行動は注意しながら。該当するのは『バックファイア』『入場無料』『ダークポータル』『生の苦悩』『タムシン・ローム』とヒーローパワー。
・クエスト達成を先伸ばしにするほどカードの演出が積み重なって報酬のタムシンを出すのが不可能になってくるから、自分のライフを考慮に入れつつ、大きな自傷ダメージを食らうカードを使いクエスト達成最優先で動く。
・クエストのカウントを記憶しながら動く。達成に過剰な自傷は次のクエストに持ち越されないので、効率よく達成できるように考えながら自傷する。
・演出の関係上どれだけノータイムでプレイしても報酬のタムシンが手札に来るのがはやくなるわけでもなくタムシンが来るまで待つことになるので、プレイを急ぎすぎる必要はない。目安として演出が途切れないように動く。タムシンが手札に来たら急げ。
・『魂の盗み魔』+『ガジェッツァンの競売人』(+報酬のタムシン)を次のターンプレイできるように『入場無料』『ダークポータル』で引くなり『ルーン刻印ミスリル・ロッド』でコストを下げるなりしておく。
・『全校徴霊』で『魂の盗み魔』『ガジェッツァンの競売人』『闇の睨視者』が死なないようにヘルス3以上に調整しておく。『生の苦悩』は『ガジェッツァンの競売人』に、『魂吸収』『魂剪断』『ナスレズィムの接触』は『魂の盗み魔』に。
・呪文のほとんどはミニオンにしか打てないカードなので、場に打つ対象がいないときは『悪魔の襲撃』のヴォイドウォーカーに打てるようにする。
・ヴォイドウォーカーは『全校徴霊』でヘルス1になり『ナスレズィムの接触』や『生の苦悩』の効果が起動しやすくなるので、『全校徴霊』の前に『悪魔の襲撃』を打つことを意識する。ただし『生の苦悩』をヘルス1に打つことはあんましない。
・体力回復が足りなくなるのを防ぐため、『魂の欠片』を埋めるカードは優先して使う。
・かなりのバーストを出せるデッキ相手は、カードを回し続けられるくらいのライフの余裕があるなら『魂吸収』『ナスレズィムの接触』は温存して『タムシン・ローム』と一緒に使う。
・『ルーン刻印ミスリル・ロッド』は使うことでハンドの枚数を減らせるカードだけど、コストが下がることでクエストのカウントが思ったとおりにならなかったり自傷ができなかったり色々計算が狂うことがあるので注意。


「おわり」

・デッキを掘りすぎてファティーグで死なないように注意。報酬のタムシンをプレイできなかったのなら2,3枚くらい残ってたらなってくらいになるように考えながら回す。
・はやいタイミングでハンドに報酬のタムシンが来てOTKできそうなら、『ガジェッツァンの競売人』2体目を出したりバックファイア打つなりしてバーストを狙う。『闇の睨視者』のマナ回復を使ってタムシン+『ガジェッツァンの競売人』を出す際、タムシンを先に出すと『闇の睨視者』でマナ回復できないことに注意。
・報酬のタムシンを出した後、『闇の睨視者』は用済みなので呪文の打つ対象にして良い。
・ライフでマナを払うカードはタムシンを出した後だとしてもライフがコスト以下だと使えないので無駄にライフを減らしすぎないように注意。
・次のターンリーサルのハンドが整ってない場合、『悪魔の襲撃』のヴォイドウォーカーで場のミニオンを守るのが有効な場合そこそこあり。


3.尻拭いターン

前のターンOTKできなかった過去の己を恨みながら尻拭いをするターンです。
基本的には『魂の盗み魔』+『ガジェッツァンの競売人』または『ガジェッツァンの競売人』だけで相手にとどめを刺します。
これらは特になんも考えずにできるので特に言うことがないです。
他のリーサル手段として「『悪魔の襲撃』→『全校徴霊』→『タムシン・ローム』→『ナスレズィムの接触』→『ナスレズィムの接触』」と動くことで10点+払う予定だったライフ分のダメージを与えられることを頭に入れておきましょう。
ライフでマナを払うカードがライフがなくて使えない場合の回復手段は『魂吸収』『ナスレズィムの接触』『魂の欠片』です。ライフなくてもヒロパはできるので最悪ヒロパで『魂の欠片』引けることを祈りましょう。

 

【相手ごとのプレイングとマリガン】

・マリガン

○全マッチキープ

『ダークポータル』『ルーン刻印ミスリル・ロッド』(先攻なら『バックファイア』もキープ)


○セットキープ
『バックファイア』(『ルーン刻印ミスリル・ロッド』があるなら)

『入場無料』(『ルーン刻印ミスリル・ロッド』があるなら)


・対クエストメイジ

・相性

有利

 

・追加マリガン

なし

 

・プレイング
普通にコンボ達成を目指しましょう。相手のクエストの達成がはやくてもだいたい6ターン目平均7ターン目くらいで、相手はクエスト達成しないと対したバーストが出せず、報酬出すターンも隙きになるので、焦らずのんびり「達成ターン」に入りましょう。


・対ハンドバフパラディン

・相性

有利(『守りのローブ』は不利)

 

・追加マリガン

なし

 

・プレイング
普通にコンボ達成を目指しましょう。相手の序盤の盤面圧力はそんな大したものではないのでそこまで焦って除去する必要がないことが多いです。ただし『守りのローブ』を出されるとこっちは一生除去できないので引かれないように祈りましょう。相手は盤面からしかほとんど打点が出せないので盤面さえ処理できればバーストに怯える必要はないです。また相手は場の除去も得意ではないので『悪魔の襲撃』が刺さることがそこそこあります。除去されないことを祈って「『悪魔の襲撃』+次のターンも盤面に残って欲しいミニオン」と動くのもなしではないです。

・対クエスドルイド

・相性

有利

 

・追加マリガン

なし

 

・プレイング
普通にコンボ達成を目指しましょう。相手はクエ達成も遅く盤面の圧力がほぼ皆無で手札からぺちぺち打点切るだけなのでのんびり準備しましょう。ただし『草攻凶花』による展開を処理するのは苦手なので注意しましょう。あとは「『日蝕』→3マナ4点打点→0コス2点」くらいしかバースト出せないのでそこらへん気をつければOKです。


・対フェイスハンター

・相性

有利

 

・追加マリガン

『全校徴霊』『魂剪断』『魂吸収』(『ダークポータル』はキープしない)

 

・プレイング
相手の序盤の動きさえさばいてしまえば、後半相手は全然打点を出せないので「達成ターン」への準備よりも除去を優先して動きましょう。デッキの大半が除去札なこのデッキにとってはフェイスハンターなど捌くのは容易いです。


・対クエストローグ

・相性

有利

 

・追加マリガン

なし

 

・プレイング
普通にコンボ達成を目指しましょう。相手はクエストが強いデッキなのにクエストがこっちにとって微塵も役にたちません。盤面で押し切られないように注意しながら「達成ターン」を目指しましょう。

・対ワイヤーローグ

・相性

微不利

 

・追加マリガン

『魂の盗み魔』と『入場無料』をセットキープ。

 

・プレイング
相手のがリーサルはやいことが多いので微不利です。がんばって先にコンボを決めましょう。また『シャー金取り』の雄叫びでコインが貰えがちなので『魂の盗み魔』+『入場無料』からコンボの達成がよく狙えます。

 

 

・対シャーマン

・相性

不利

 

・追加マリガン

なし

 

・プレイング
相手は序盤から盤面の圧力が高く、それを捌いても『ドゥームハンマー』で殺されるのでかなりきついです。殺される前に気合で殺しましょう。相手が「『ドゥームハンマー』のターン」に入ったあたりは『悪魔の襲撃』がかなり刺さるのでいい感じに時間を稼ぎましょう。

・対デモハン

・相性

滑空あるなら不利、ないなら有利

 

・追加マリガン

なし

 

・プレイング
滑空はない前提でプレイしましょう。イルギノス型のOTKデモハンならライフは24以上を意識しつつコンボ達成を急げばこっちのがはやいです。滑空は無理なので諦めましょう。


【締め】

以上が最強デッキのガイドでした。
途中眠くなってきちゃったので抜けてる知識とか文章が汚いとかいろいろあれですがあとで部分的に書き直すかもです。
死ぬほどメタが回ってる環境だしカードパワーが高めなのでいつナーフが来るかとかも怖いですがこのガイドでこのデッキを練習する人が現れ、なんかこのガイドが役に立ってたら幸いです。

ではよい競売人ライフを。

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